思いを、チカラに【アスリート社員活動レポート】

Vol.3 山下 朋紀さん
(陸上競技・十種競技)

PROFILE

HC コーポレートコミュニケーション部
山下 朋紀さん

岡山県浅口市出身。高校1年生のとき恩師に勧められて、十種競技を始める。日本大学を卒業後、2023年4月にアスリート社員としてHCに入社。2028年ロサンゼルスオリンピックでのメダル獲得を目指す。

走って跳んで投げて、全部やります!

HC東京 コーポレートコミュニケーション部所属、陸上競技・十種競技を専門に活動している山下朋紀です。
十種競技は、100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、110mハードル、円盤投、棒高跳、やり投、1500mの順に、1日5種目ずつ、計10種目を2日間にわたって戦う、陸上の総合格闘技のような競技です。
「走・跳・投」すべての要素が求められる総合力の競技で、バランスの取れた身体づくりと強いメンタルが欠かせません。2日間で消費するエネルギー量は約2万キロカロリー、成人男性の約10日分に相当し、競技中の栄養補給も勝敗を左右する“戦略”の一部です。
長時間にわたる戦いの中では、1種目ごとに気持ちを切り替え、集中を保ち続けることが求められます。今年の日本選手権では、アップ開始から全競技を終えるまでに24時間以上を要し、改めてその過酷さと向き合いました。
それでも挑み続ける中で感じる“人間らしい強さ”や、“限界の先で見える景色”こそが、十種競技の最大の魅力だと感じています。努力が報われる瞬間を信じて前に進む。その姿を通じて、社員の皆さんにも「挑戦する勇気」を届けられたらと思っています。

2025年飛鳥ハーフマラソン完走後。毎年走っています。
(2026年も出場予定です)

8,000点&五輪、挑戦中です!

7月に開催された日本選手権混成では、怪我の影響もあり、本来の力を出し切れず6位という結果に終わりました。悔しさは残りましたが、同時に「身体の声を聞くこと」や「限られた中で最善を尽くす判断力」の大切さを学んだシーズンでもありました。
現在はすでに冬季トレーニングに向けた準備を進めています。怪我の再発を防ぎつつ、タフな身体にするための肉体改造、苦手な投てき種目の技術強化や、さらなるスプリントの向上に取り組み、来季は自己ベスト更新と総合8,000点突破を目指します。
そして、最終的な目標は2028年のロサンゼルス五輪での活躍です。その舞台を見据え、日々の練習を積み重ねながら、堅忍不抜の精神で長期的な挑戦を続けていきます。
アスリート社員として、挑戦を続ける姿を通じて、長谷工グループ全体に前向きなエネルギーを届けられる存在でありたいと思います。
これからも温かい応援をよろしくお願いいたします。

得意種目である110mハードルのレースシーン
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